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minamo chair │ ミナモ チェア

広島駅ビル「minamoa」の3Fから6F、エレベーターホールのための椅子として生まれました。
広島で育ったクリとケヤキを使い、行き交う人の時間を静かに受け止める木の椅子。同じ椅子が並ぶことで、水面に広がる波紋のような風景が生まれることを願い、minamo chairと名付けました。さしものかぐたかはしの原点であるstick back chairとは異なる視点から、公共空間で使われる木の椅子を考えた一脚です。さまざまな人や使われ方を受け止めながら、木の椅子ならではの柔らかな座り心地を大切にしています。

価格: ¥79,200(税込)
納期: 6ヵ月

サイズ:w380×d468.5×h750 sh430mm
定番材種:クリ、ケヤキ
お部屋に合わせて、他の材種での別注制作も可能です。
塗装:ガラスコーティング

Story|広島の街に、木の家具が並ぶ風景

ある日、「広島駅のエレベーターホールの家具をつくってみませんか」と、お声がけをいただきました。

そのとき思い浮かんだのは、北欧で目にした風景でした。空港や駅、大学、美術館といった日常の場所に、木の家具が当たり前のように並んでいる。椅子が特別な存在として主張するのではなく、空間の一部として静かに佇み、その場の空気を整えていました。いつか、木の家具が社会の風景の中に自然に並ぶ仕事をしてみたい。あの風景を広島で実現したい。その思いから、minamo chairの設計が始まりました。待ち合わせをする人。買い物の合間にひと息つく人。電車を待つ人。ここでは、一脚の椅子がさまざまな人と時間を受け止めます。そのため、座面はあえてフラットな形にしました。人が腰掛けるだけでなく、カバンや荷物を置くこともできる形です。一方で、座ったときの当たりが硬くならないよう、座面の手前には太ももに沿う小さな曲面をつくっています。座面は3~4枚の板を、木目の流れを見極めながら接ぎ合わせ、一枚の板のように仕上げています。背もたれには幅140mmの一枚板を使い、木目や色合い、小さな節や虫の跡も、その木が育った時間として生かしました。

材料に選んだのは、広島で育ったクリとケヤキです。広島の街に、広島の森で育った木の家具が並ぶ。その風景を通して、身近な土地にも美しい木があることを感じてもらえたらと思っています。椅子全体には、指物の技術を生かした約30か所の木組みがあります。特に大きな力が加わる後脚と側貫には「通しほぞ」を用い、釘や金具に頼らず、木と木を組み合わせて強度をつくりました。後ろから見える小さな四角は、その通しほぞの先端です。必要な構造を隠さず、そのまま椅子の表情として見せています。JIS規格に基づく強度試験もクリアし、多くの人が行き交う場所で使える強さを備えました。一脚では静かに佇み、複数の椅子が並んだときには、空間の中にひとつの風景をつくる。平らな座面から緩やかな曲面へつながる形と、木の椅子が連なっていく姿を、水面に生まれるささやかな揺らぎに重ねています。

Order

minamo chairは、HOMEと広島駅ビル「minamoa」の3Fから6Fエレベーターホール実際に座ってお試しいただけます。材種の変更をはじめ、座面を横に広げたワイドタイプや、クッション座面への変更など、暮らしや空間に合わせた別注制作も承ります。

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